「水性ウッドベース」という材料を
塗ることにより
細かいザラつきをあたえて
上塗りが引っかかり密着が良くなります。
ただし、一回塗りですと、
ザラつきのせいでムラがでるので
二回塗りして厚みを確保しなくては
なりません。
基本的な事ですが塗装は下地処理が重要になります。
よくある例のひとつにアパート、マンションのお部屋の
現状復旧工事で額縁などを塗装いたしますが
1日で塗装作業が終わるものは大体サッとペーパーをあて
(サッとあてていれば良心的なほうです)
一回塗りで終わらせている場合が多いいです。
簡単に剥がれてしまうことが多いいのですが
理由はペーパー処理不足、脱脂をしていない、
いきなり上塗り材を塗り密着不良を起こすというものです。
塗装した後しばらくしてもベタつきがあるものも
同じ理由です。
仕上がった下地材の表面に油が挟まっているとして
その油の上から塗装をすると乾いた塗膜の下は油であるため
塗膜が動いてしまう状態が出来上がります。
触ると塗膜が油の上で動くため表面がぼろぼろと剥けます。
この場合も問題は油をきちんと落とすことですから
上から何をしても解決はいたしません。
残念ながら1日で終わってしまう塗装工事の場合は
大まかですが塗装をしたというより取り敢えず
一回塗ってきたというだけで
綺麗に見える剥がれやすいフィルムが着いている
となってしまう場合があるのでご注意を。