自分自身を掘りかえす

 ここの所、ニュースなどで
「煽り運転等の交通トラブル」の特集が多いです。
過去には「電車でのトラブル」というのも特集されていて
(どちらも移動してる時だなぁ)と考えてみると、
自分でも気がついたことがありますので
恥をしのいでここに書きます。
 
私がよくやってしまっていたことですが
・こちらは相手を知らない
・自分のことも知られてない
ということで
相手の方についそっけない態度を
とってしまうことがありました。
これは「知っている人にやっていたら
その相手に対して恨みがあるのか嫌いなのか」という
レベルの態度になると思うのですが、
では、そっけない自分は何処から現れるのかと
思い出してみると、
人のせいにするわけではないのですが、
過去に周りにいた人
〔知人、もしくはよくは知らないが話をしたことがある人等〕
から、何となく言われたことを
自分にインプットしてしまっているのでは
と考えました。
 
例えば、
自分の方が優先道路のときに
相手が待っていてくれたので
自分がありがとうの意味で手を挙げたとします。
その時に同乗してる自分よりも年上の人が
「こちらが優先なんだから
そんなに丁寧に挨拶しなくてもいいんだよ」
言ったりします。
(その理由は「丁寧に挨拶すると損をする」という
ようなことを言ってました。)
ここでなんとなく(そういうものなのか)と思って
頭にインプットされていってしまう。
 
また別の例ですが、
こちらが優先のときに相手に道を譲ったら
相手がサンキュークラクションをして
「ありがとう」とこちらの顔を見て手を挙げて
挨拶をしてきたとします。
この時、譲ったこちら側も挨拶を受けて返しますが、
その返し方が不遜に見える返し方をしてしまうと
相手の心も傷付き、やがて相手方も
(こんなんだったらいちいち挨拶する意味ないな)
と慣れていってしまい、悪い循環が始まってしまう。
このときも、
(何故あの時、不遜にみえる挨拶の返し方を
   しまったのだろう)と考えると、
やはり過去に周りにいた自分よりも20歳年上の人から
言われたことで
「譲る立場なんだから、丁寧に挨拶することはない」
「不利になっちゃうぜ」というわけです。
これは今考えると「絶対に間違いだ」と思うのです。
ここで、きちんとした態度で返事をお返しすれば、
双方とも気持ちが良くなり
「また挨拶しよう」という具合に良い循環が始まります。
 
こういう負の言葉が自分に染み付いてると思うと
非常に怖くなりました。
わざわざ移動中に難しい顔をする必要はなく、
ゆとりがあり、心もお顔も笑顔である方が
断然トラブルも少なくなるだけでなく
精神衛生上にも間違いなく良い事と思うので、
今までにインプットしてきてしまった間違った事を
日々、再点検しようと思っています。
 
移動中の知らない方に笑顔で接するというのは
相手の方の心理状態もあることなので
なかなか難しい場面も出てくるとは思いますが、
常日頃から相手の方への思いやりは忘れないように
今の自分自身に戒めていこうと思いました。