心と心で結び合う

先日、居酒屋でお酒を飲んでいた時に見かけたのですが

年長の方が年下の方に色々とご自分の経験した事を
お話しされておりました。
年長の方は「自分の方が先に生まれたから経験豊富」だと
思っての行動なのか、
年下の方に一方的にひたすら自分の話を聞かせる
・・・というよくありがちなシチュエーションです。
 
その年長者が話している内容を私なりに解釈すると
「自分を優位に見せたい」
「立派に見せたい」
「自分にはものすごく価値があると思われたい」という
まるでご自分のプロモーション活動でもされているようにしか
見えず、聞こえず…。
話を聞かされてる若い方は明らかに困った表情で
苦しそうに聞いてるようでした。
(その間、一切相手には喋らせません)
 
私は、その年長者の姿を見て「気の毒」に感じて
しまいました。
「本来自分がそのように見られたくないであろう姿」を
晒してることに全く気付いていないようなところが
見ていて痛々しかったのです。
恐らく、その若い方の気持ちを代弁させてもらうならば
「面白くもない話につき合わされて
 お酒の味もひどくなってしまった」と
感じているだけでは?といった感じです。
 
やはり、
お話し相手が「疲れていないか?」
「怪訝そうな顔をしていないか?」
…というように、
相手の反応を見れないというのは
恥ずかしいことだなと感じました。
 
そもそも、尊敬できる方というのは
しっかりこちら側の話を聞いてくれて
自慢話やお説教はほとんどしません。
「優位な立場」も「立派に見られたいと思う気持ち」も
すでに必要ないのだと思います。
 
私自身の行いを振り返り、人と会話をする時は
・角の立たない会話内容
・相手の話をしっかりと聞く
・出来る限り綺麗な音(口調)
…ということに気を付け、
笑顔と笑顔の交換が増える時間を
心掛けていこうと再認識した瞬間でした。