KEN塗装で施工している木製建具です。
この木製建具のクリヤー、ニス仕上げですが
綺麗にするためには一度、旧塗膜を剥がし、洗いをして
初期の状態に近いところまで整える必要があります。
たった扉一枚ですが4日、5日はかかることはザラです。
普通にペンキを上から塗って仕上げれば
時間はそこまでかかりませんが、
木目を生かした仕上げにするには手間がかかります。
お客様曰く、
「この扉は新築時のお値段が50万円ほどしたもののため、
"その価値に合わせた仕上げをする"となると
4日、5日の手間賃は、40年間分の化粧直しとして
綺麗になるならそれほど高くはない」そうです。
作業内容としては、
電動工具と剥離剤と手工具を駆使して剥がし、薬品で洗い、
防腐剤を塗り、カップガンでクリヤーを仕上がるまで
吹き付けます。
木製建具は必要最低限の削りを意識しないと建具が可哀想です。
扉は常に"高級家具"という認識で挑まなければ
綺麗になってくれません。
一日一日、とことん付き合っていくようにするのが
一番上手くいくコツかもしれません。
写真は剥離、漂白、防腐剤、ラックニスを塗り終えたところです。
研磨とカラークリヤーをあと何度か繰り返して仕上げます。
完成後KEN塗装ホームページ施工事例にあげますのでお楽しみに！
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