相手の気持ち

今日は、ふと、"機械に気持ちがある"とすれば私に何と言ってくるかなぁ…と
考えてみました。
 
「使うだけ使われて、ちょっと具合悪くなったら
 見向きもされなくなっちゃったよ!
 具合悪い所といったってさぁ、説明書にもヒントが出してるし
 扱い方が分からないならインターネットでちょっと調べりゃ
 分かるくらいのことだよ!
 そんな訳の分からないゴシップネタの方が有意義かい?
 湿気も苦手なのにこんなジメジメした所に放置されて、
 何ヶ月も気にもかけられなけりゃあ、
 今よりもっと具合だって悪くもなっちゃうよ…。
 だいたいこんなに埃かぶった状態でほっておくなよ!
 動いてる時にもちゃんと見てくれないと困るよ。
 1ヶ月に数十分程度はじっくり点検もしてくれないかな。
 オイルだって汚れたり減ったりしてきて
 あっちこち部品が擦れて痛いのなんのって!
 オイルなんて1年も経てば酸化してくるから調子悪くなっちゃうよ。
 君達で言えば自律神経に影響がでて具合が悪くなるのと同じだ。
 「下手にいじって壊れるのが怖いから放っておいてる」という考えなら
 なおさら辛い。
 まだ、壊されたとしてもこっちのこと理解してもらえた方が
 マシなんだよなぁ…。」
こんなことを言われているような気がしてきました。
 
以前、水没してしまい壊れて動かなくなった道具も
今回は分解してみて中の仕組みを見てみました。
最終的には壊れてしまうものですが
それまではしっかりと向き合っていくことで
以前よりも一生懸命に機械と向き合っている私がそこにいます。
 
"いじる事によって壊す、元の状態に戻せないかも…"という
ものぐさな観念から、
"とりあえず直してみよう"、"理解して組み上げれば絶対に大丈夫!
前向きな時間はたくさんかけろ"という信念に変わってきました。
 
しっかり手をかけた後には
「埃を払って、汚れを拭いてくれれば、まだ全然カッコイイでしょ!
 そこの部分を直してくれればまだまだ元気に働けるよ!
 スタッコ吹き上げるエアーもガン機に送れるよ!」と言ってる声が
私には確かに聞こえてきました。