おはようございます。

KEN塗装の八木田謙二です。
 
武道で"型(かた)"というものを習います。
先人が命を守れた形、流れを残したものです。
この"型"は時代の変化に伴い少々変化していきます。
 
自分が稽古をしていく中でスランプに陥った時は"型"に戻る、
そこからまた見つめ直して稽古に励む…。
戻る必要があるから、この"型"というものを
しっかり身につけておきます。
 
武道以外でも、例えば茶道にも型があります。
洗練された無駄のない流れを身につけるため
同じ"型"を繰り返し稽古します。
 
仕事でも同じことが言えると私は思いますが
"型"を持たずにやっていれば何も身に付かないに等しいです。
例えば、ビジネスの場合、
「あっちに行ったらあっちに合わせて
 こっちに行ったらこっちに合わせて…」という
動きがありますが、
ある意味"変化に柔軟に対応できるという型である"と
感じるかもしれないですが、
この場合に難しくなってくるのは
"相手に依存しなくてはならないという弱み"に
つながってくるということがあります。
しっかりした芯がない状態で
いろいろと柔軟に対応しているうちに
本来持っている自分の良さや強さを忘れてしまうことがあります。
"ブレる"という状態です。
 
しっかりした"型"に必要なものとはそういった柔軟さではなく
「この型であれば自分に負担をかけることなく生きていける」という
芯のある盤石なものがなければならないと思います。
しっかりと自分の心身を守ることができる"型"を作っていこうと思います。