タイルのメンテナンス方法

どうも!

KEN塗装の八木田謙二です。
今日はタイルのメンテナンスについて解説いたします。
 
建物外壁に使用されている陶磁器タイルですが
耐久性の高い材質であるため
タイル自体には経年による劣化はほとんどありません。
しかし、排気ガスや雨風により汚れはつきます。
また、一番の問題なのは、タイルの目地部であり、
雨水の吸水の影響が大きく、表面だけでなく内部まで水が浸入し、
中性化やエフロレッセンス等の劣化現象を引き起こします。
 
そんなタイルのメンテナンスについてですが、
タイル面改修塗材にも色々なものがあります。
今回はエスケー化研さんのタイルセラクリーンで説明します。
 
タイル目地部は、築20年も経ちますと所々汚れが付き、
苔が発生する個所もあります。
まず、タイル目地は高圧洗浄機を使用して落とします。
タイル表面の汚れに関しては、専用の薬品を使用して
パッドでこすり、水をたっぷりかけてよく流します。
乾燥をさせましたら、タイルセラクリーンを2回塗ります。
この材料は目地部に浸透する塗料であり、
乾いた後は一見塗ったか塗っていないかわからない程度に
仕上がります。
エスケー化研・タイルセラクリーン・カタログより
←写真は、塗った後の暴露調査
(外部に晒して自然環境の中で
 塗膜の性能を測ること)ですが、
 一番左は従来のものです。
 明らかに中央の無塗装のものと
 比べてタイル全体の質感まで
 変わってしまっております。
 次に、一番右が
 タイルセラクリーンを塗った
 ものですが、
 中央の無塗装のものと比べても
 汚れが付着していないことが
                     はっきりと分かります。
 
タイルセラクリーンは"塗ったことで綺麗に見える"ではなく
(見た目を綺麗にするのは、あくまで水や薬品を使った洗浄です)
"タイル目地材に雨水を吸水させなくする、汚れを付きづらい表面にする"
ということと、"塗ったことによりタイル仕上げの持つ風合いを
変えてしまうような改修方法ではない"ご提案となります。
 
KEN塗装では、こういった工事も対応できますので
建物のメンテナンス・改修工事をお考えの方は、
是非KEN塗装までご連絡ください。お待ちしております。