会釈

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
ここのところ仕事で西葛西の方に行っております。

 

お客様の物件の空き駐車場に車を止めさせていただいていますが
集合住宅ですのでお住まいの方が往来されます。
夕方、帰るときに小学生のお子さんが自転車に乗って

お戻りになりました。
私の方を見ているのを感じたので『チラッ』と私も見ておりますと
会釈をしてくれました。
私もちゃんと返しましたが(何故私の方から出来なかったのかな?)と

しばし考えました。

 

私自身、小さい頃から結構挨拶をしていた少年であったつもりですが
いつからか無視されたときの虚しさや
「ハァ!何?!こいつ」と思われたような顔をされたときの

損したような気分であったり、

また、挨拶をしただけでなぜかその方の身の上話を2時間位

聞かない状況となってしまったなどと

いろいろとあるうちに、

いつの間にか、気軽に挨拶をできなくなっていた自分が

存在しています。

 

私は過去に『合気道場』に4年ほど入門をして習っていたことが

ありますが、そこのある先生から教わったことで

先生曰く
「私は正しい体の使い方、正しい力の伝え方を皆に教えている

 つもりなんだが、一緒に稽古をしている人達で

 一部意地悪をする人たちがいるんだ。
 正しい身体の使い方、力の伝わり方が鈍感で

 自分の身体を固めてしまっているから気づけず、
 稽古相手がそれをやろうとしていても腕力で跳ね返そうとし
 『そんなんじゃ相手にやられちゃうよ!』とか
 『そんな稽古じゃ全然意味無いよ!稽古をやるっていうのは

  "俺"みたいにやるんだ!俺に倣え!』などと言って

 相手が一生懸命覚えようとする事を邪魔をする人がいる。
 そんな事をやられたら、その相手はもうその稽古を

 したくなくなっちゃうから、皆違う稽古をやっていき、

 どんどん身体を崩すような意味のない稽古を始めてしまう。
 正しい事をやり続ける事は難しいんだよ。」と

 おっしゃっておりました。
(なるほどな)と最近では身に染みてわかる気がします。

 

その先生は「信じて続けてほしい」ともよくおっしゃっておりましたが
信じ続ける事も本当に難しいですね。トホホ。

 

先生が4年間も私に付き添って植え付けてくれた
稽古マニュアルは私の心と頭と身体に刻み込まれています。
そのように先生に言うと「えっ!嘘ばっか言ってはいけないよ」と

言われそうですが、色々なことで応用させていただいております。
例えば、姿勢が崩れそうになると

「腰抜けてるぞー!肩上がったー!顎だすなー!」と聞こえてきます。
続ける事の難しさ、暖かい気持ちで他人を見れる人間になりたいなと

思います。