何故、人が定着しないのか?

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
この前、サークルの仲間と雑談をしているとき「退職代行」についての話になりました。
リクルート系の会社に勤めている女史が
「今、会社を辞めていっちゃう人が多くてうちの会社でも
新しい人を探すのも大事ですが今いる人をやめさせない様に
努力していきましょうとクライアントに提案しています」と
発言をされて私もそれはそうだよなぁ~と思いました。
私も色々な会社に出入りする事もあり、自分やたまたま新しく中途で入って来られた方をみて
率直に思う事は「歓迎されてない」「異物扱い」「かなり上から見下ろしてる」と
いう態度で接されてつまらなくなり
仲良くなる前に離れていく事になる場合が多々あります。
仕事が厳しいのは重々承知しているつもりですが
この対人関係はかなりブラックボックスで抽象的な事も踏まえて
とても難しい壁だと思います。
見ていて感じる事は元々いる人達の一部はこのまま居させてあげることができるという権限をもっていて
途中で来た人はひたすら付き合ってもらえるように努力をする事が義務付けられているというルールが存在しているようでした。
ある意味、労働を続けるよりもハードルが高いですし疲弊させられる場合もある問題です。
新しくきた人がすぐ辞めていく会社組織の特性は大体似ている気がします。
新しく人が来ると団結して、新しくきた人を品定めして不具合があった場合、
既存の人に注意するよりあからさまに不快な感情(優しくないという言い方もありますが単に意地が悪いと言った方が伝わりますか)を入れてキツく注意する。
既存の人と比べて明らかな差別行為がある。
後から来たんだからちゃんと皆んなに挨拶をして気を遣い可愛がられる様にしないとな!と
言わないまでも伝わる様に振る舞う。(口から出す人もたまにいます)
求人見てきた奴にロクな奴はいない!何か悪い癖があるはずと
詮索をしたりと、こういうことをやってしまう人がいる組織は新しくきた人が
すぐ辞めていく事が多かったです。(一部、そういう人がいるのです。)
当人達は全くもって悪いことをしたとかは考えてないようで、むしろ「やる気がなかっただけ」
「うちらについて来れなかっただけ」「あれじゃ仕事探すことになっちゃうよな」と
お決まりの自分達だけは立派な社会人ですトークをしたりとか…
まず基本的な仕事のルールを説明して何気ない雑談、その人の肯定できるところを肯定するなどの
コミュニケーションを図らないと途中から入ってきた人は
やはり、孤独感に覆われて働きにきていると思うのです、肯定無しで否定をする時だけ否定をしますと、溜まっていくのは否定の勘定であり、やがて本当の孤独になって辞めていってしまうのでは?と私は考える時があります。
もう一つ、問題に思ったのは経営陣、管理の方と職人グループの分離があると思います。分離は構わないのですが裁量権の範囲まで分離が厳格に有ると不具合が起きる場合があるようで職人グループの中で一部ですが見えない所で理不尽な道理を
嫌がらせで押し付けたりしている場合があったりします。
経営陣、管理の方々も気がついているようでしたが
入り込めないのか目を瞑ってしまっている事が正直、見受けられました。
そこに入り込むと被害が大きくなるのか要らない仕事が増えるのかはわかりませんが
私には理解し難いところではございました。
集まった人達が行動をして成り行きで出た結果が正解なのかも知れませんが…
一緒に働く新しい友だちというくらいの感覚で接することができれば
多少改善するのでは?と考えたりもしますが難しいですかね。