塗装作業、無駄に汚さないコツその2

こんにちは!KEN塗装の八木田謙二です。
前回の「塗装作業、無駄に汚さないコツ」の続きですが
最近のKEN塗装では、壁を塗る時に石油缶を利用して塗装する事は
マスチック(固めの塗料を専用ローラーで厚塗りする工法)以外では
ほとんどありません。
ではどの様にしているのかといいますと

こちらのバケットを使用して塗ります。
左側はMサイズで、右側がSXサイズです。

 

塗料は石油缶で足場に上げて、こちらのバケットに移して塗るのですが

作業の品質を管理するのに一役買ってくれます。
何が良いのかといいますと、塗料は約3キロちょっと入れるのですが
軽いので常に自分の真ん中で(正中線の事)動作が出来る事です。
石油缶で10キロ程入っておりますと、

足場に置き、膝や腰を曲げて塗料をローラーに含ませて

壁に持っていき塗料をコロコロ塗りつけていくのですが

↑こちらが石油缶です
↑こちらが石油缶です

この作業は余り連続で繰り返すと腰痛もちには応えます。
身体を一つに繋いで動くのと

パーツごと(例えば腕だけとか肩だけ)を使うのでは

腰への影響が全く違うのです。

パーツで使い過ぎると身体が悲鳴を上げて

肩こりやギックリ腰につながっていきます。

 

また、塗料をつけて壁に持っていくまでに"ボタ落ち"という

塗料の塊がボタボタと落下、飛散させてしまう事が起こります。

ボタっと垂れて落ちた塗料を靴で引っ張ると汚さなくていいところが
汚れていく事がお解りいただけると思います。

 

であるのでバケットですと常に真ん中で壁に近づける事で

ボタ落ちを回避出来る、
さらに腰や膝への負担を軽減出来るというメリットがあります。

また、あと少し塗料をつけたいと思った時に

真ん中にある事で簡単につける事が出来るので

仕上がりが確実に安定してくるという事も言えます。

この時に、腰や膝を曲げて塗料をつけるより今ついてる塗料を塗り広げて 
一歩隣を塗り始めようという気持ちに駆られるときがあります。
そんな気持ちも、真ん中にあれば簡単に塗料を注ぎ足せるので

(これだけやり易いのにネタを付けないのは怠け者だぞ!)と

怠け心を抑制させることができます。

 

今のところ、この方法でやっているのは

KEN塗装しか見たことありませんが
良かったら参考にしてみて下さい。
身体も楽になるし現場の汚れも軽減できますよ☺️
それではまた!