鉄筋コンクリート塗り替え前の下地直しの重要性

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
今回は鉄筋コンクリートの建物改修について綴ります。
まずひび割れ対策ですがひび割れにあった補修方法で補修をします。
モルタルとコンクリートの浮きはエポキシ注入ピンニング工法、
コンクリート鉄筋爆裂浮は砕いて破断コンクリートを補修する。
ひび割れの幅が0.5ミリ以上の場合は低圧注入をして0.3ミリ以上はUカット補修、
0.3ミリ以下はフィラーすり込みで補修しましょう。
シーリングも撤去打ち替えをして新しくシール打設するところはそのようにします。

どんな感じの工事かと予測することが難しい方は行政が管理している「学校」が足場を組んで
工事しているところを遠くから眺めてみるのもいいです。(学校が夏休みになるとよく見かけると思います)
学校は鉄筋コンクリート造が多いいですし行政の適切な管理、検査が有りますので
しっかりと一通り直している場合が多いいので参考になると思います。
子供達が生活する場所ですので倒壊したりしたら大変なのでしっかり管理しているといえます。
耐震工事などもよくやっていて参考にできますので是非ご覧になってみて下さい。

それと一番難しいと言っていいと思いますが自然環境から受ける影響を念頭に置くことです。
自然環境、昨今はゲリラ豪雨、局地的な集中豪雨などで今までの雨仕舞い、防水とは違った対処が必要になる場合もあります。
それと確定していない、温度差で変化する水分の性質等を念頭に置きますとこの建物はこうしたほうがいいというところが出てきますので
そういった工夫もしながら計画をするのもいいですね。
(あんまり考えて対策をとると予算が増えてしまいますが…頭を抱えるところですね。)

コンクリートの建物は一次防水のみで雨をストップさてなくてはいけないので
雨を去なす処置と去なせ無かった雨水を通さない防水処置をセットにしなければいけません。
それらの補修、改良をしたあとにやっと塗装工事に入っていけます。
費用は掛かりますが安心して住み続ける事を考えれば
予算が許すのであればしっかり直したほうがいいと私は思います。
予算が無い場合は許す予算で危険が及んでいるところに予算を集中させて直す。(例えば下地が剥落してしまい第三者に損害を与えてしまうかもしれない箇所、取り敢えず足場を組まなければ絶対にできないところに予算を集中させる。)
それか予算をもう少し時間をかけて用意するという選択もあるかと思います。

この下地補修を削って塗装をするのは余りお勧めできません。
例えていうなら「歯」が虫歯も炎症もある可能性があるのに「表から見えるところだけ綺麗に並んでるように見えればいい」と考えてホワイトニングだけに費用を集中させることと同じ考え方ではないかなと思います。
歯も虫歯の痛み、歯周病で歯が浮く痛み、歯並びが維持できなくなったときの痛みと様々な進行状況を通じて健康だったときの有り難みに気がつくものです。
建物の気持ちはおそらく「嬉しいんだけどさ…」という気持ちになるのではと思いますので一つお考えいただければ幸いです。(生意気なこといってすみません。)
下地がキチンと直してあれば仕上げ塗料はスタンダードなラジカル、シリコンくらいのもので十分といえると思います。
建物のことでお悩みの方は是非KEN塗装までご連絡をください。
真摯に真面目に真剣に応対いたします。お待ちしております。
それではまた!