回転系の道具メンテナンス

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
今回は回転系の道具の簡単に出来るメンテナンスを紹介します。

回転する道具?
私どもの仕事でよく使うのはディスクグラインダー、撹拌機、インパクトドライバー、ドリル、電動ケレン機などですがベアリングで回転させて先端を回すという動きを可能にします。
このベアリング部分にはグリスを入れる事により回転を滑らかにする、部品を摩耗させづらくしているのですが何年もそのままですとこのグリスが乾いてしまい円滑な運動を阻害してしまうことやベアリング摩耗を促進させてしまうことが当然にあります。

それなので、たまに分解をしてグリスを交換することをいたします。
写真は撹拌機のベアリングが納まっているところのビスを抜いて分解したところです。
色が濃い飴色のようなのは乾いてしまったグリスです。

一度拭き綺麗にしてからグリスを新しいものに交換しますがくれぐれもベアリング部分に傷をつけないように気をつけて作業します。ベアリングは微妙で繊細にできていますので傷がつくと機能しなくなるといっても過言ではありません。

それからこういう道具は必ず吸気口と排気口がありますので吸気のフィルターが経年で粉々になりなくなりますがそのまま使わずフィルターを購入して(モノタロウさんとかAmazonさんでも買えます)そのサイズにハサミで切りはめ込みます。はめ込むところのカバーはツメになっているので隙間にマイナスドライバーの薄いのを指しテコをきかすと簡単に取れます。

塗料を混ぜるのに使っているのですがプロペラでは無い本体、コンセント、ケーブルに塗料が付いており分解するときに塗料がネジについてしまうと固着してしまい作業を大変にしてしまいますので日頃から綺麗に使わないといけないなということがよくわかります。

アース線のワニクチクリップも何処かにいってしまっているので新しいものに交換します。
(いつ迄そのまんまなんだ!という感じですね。)
点検がおわり電源を挿し回転させると調子はかなりよくなりました。

この撹拌機は中粘度塗料用でして通常の壁材や屋根材を混ぜるのには充分なのですが防水材などの高粘度と呼ばれるものに使いますとモーターに負荷がかかり過ぎて熱でケーブルが溶けてしまうので注意が必要です。

それと休みも無く連続で20缶、30缶とアクリルの玉材や石材調吹き付け材などを練るとこれも負荷がかかり過ぎてしまうのでよくありません。
そんなときは2台か3台用意してローテーションで使った方が機械は長持ちします。

混ぜるときはそこの硬いところからでは無く無理なく回ってくれるところからゆっくり調子を見て混ぜてあげると必要以上の負荷がかかりづらくなります。

道具にはその道具の適切な使用の仕方、メンテナンス方法がありますので取り扱い説明書をよく見て理解して使わないといけないということですね。

それではまた!