塗装をするのに必要な道具

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
今回は外壁塗装工事をするのに必要な道具の紹介をいたします。

塗装と言ったらまずは養生、塗装する所以外の箇所をビニール、ガムテープを駆使して
汚さないようにいたします。

高圧洗浄機などもそうですが取り敢えずは
DIYで作業する方が揃えやすい容易な物を紹介していきます。
薄手のビニールから厚手の物まであります。
ガムテープ、マスキングテープ、マスカーといい
テープにビニールがついている物、

ルパンクーべマスカーは塗装した見切り線を綺麗に出してくれます。
(ピンク色のテープがついている物です。
そのかわり一個辺りコロナマスカーと比べ3割程高いです。
3割高くともこのテープがだしてくれるラインは元がとれますよ。)

白いテープのマスカーは和紙マスカーといい弱いテープですので
デリケートな物を養生するときに使います。
(天井の電気などに使用して塗料がのると
重さと引っ張られる力でハラリと落ちてしまうことがあります。)

棒状のビニールは農ポリといい幅1.800の200メートル巻きのもので
大きな物、例えばフェンス、大きい窓等を養生するときに使います。

ブルーロールは床などで歩行される場合に
摩耗性と滑らない養生が必要なときに使います。
布シート、ダンプラというものを使う場合もあります。
布シートは主に資材置き場、練り場に敷いたり
毎日養生を撤去しなくてはならない場合などに使います。
ダンプラも床に敷いたりたまにですが吹き付けのミストを
散らかさないように当て板として使う場合があります。
鉄部などをケレン(清掃して塗料が付きやすくする作業)する
研磨工具です。
これ以外にも電動工具で作業をすることもあります。
電動ブロワ、埃を飛ばす道具です。
これで素地にある埃を綺麗にします。
ローラーとハンドルです。
塗るもの、仕上げ方、塗る箇所により
ベストのものを使います。
知り合いの塗装店で使ったことのない
ノーブランドの安いローラーをまとめ買いして
いざ塗り始めると「毛抜け」といい
ローラーの毛が抜けて塗っているものに
残ってしまいやり直す事になって
しまったことがありました。
「もう買わねー」と言ってましたが
いくら安くても使えなければ「銭失い」となり
惨めな思いをしますから注意が必要だなと思ったことがあります。
刷毛、塗るもの、仕上げ方により使うものを考えて決めます。
大切な事は日頃からの管理で管理が悪いと毛の中にゴミが溜まり
刷毛で塗料を塗る作業のときゴミを混ぜてしまいます。
扉などを塗っていて刷毛からでたゴミが混じってしまうと
この仕事を辞めた方がいいのかなと自責の念に駆られる事があります。

保存している箱は『刷毛保存箱』といい業界では『刷毛壺』と呼びます。
大体4.000円程で手に入ります。

中に入っている液体は『ボイル』という亜麻仁油を加工したものと
『塗料用シンナー』をブレンドしたものです。

ここ20年くらいで2液塗料を使うのが主流になりましたので
保存する前の刷毛洗浄がより重要になりました。
洗うポイントはハケに含まれた塗料をプラスチックのヘラなどで突き出す。
ウエスや新聞紙にカラカラになるまで突き出す。
洗浄用シンナーで液体が透明に近くなるまで洗う。
ウエスでシンナー分を取り保存箱にしまうという感じです。

古臭いことを言ってしまいますが使い続けて
あっちこっちの建物を仕上げていくうちに
使い心地も良くなります。
今、現場で使っている刷毛は
大体3年程前におろした刷毛です。

刷毛は安いものから高いと言われるものまでありますが
「目地」という形の刷毛は100円とか200円ではなく
500円ほどのものを買われた方が私はいいと思います。
安いのは毛が抜けやすい、洗うと毛がバサバサになると
いいことがありませんでした。
因みにKEN塗装の目地は大塚さんの650円のものを
使っていますよ。



濾過道具、塗料を濾過するための道具です。
塗装作業をしていると塗料はどんどん埃などが絡むので
濾過して余計な埃、ゴミをとってあげます。
これを怠ると綺麗に仕上げる事は出来ません。


ローラーシゴキネット、ローラーについた余分な塗料を
これでシゴキ取ってあげます。
ローラーに塗料が満遍なく行き渡るので
仕上げの精度が安定します。

「最近のローラーはへたりが早い」と聞きますが
ネットを使わないで塗料をローラーに含ませ
壁でガリガリ塗りつけると片減りが早くなります。
それと壁や天井が平らではないので
それを計算して塗らないとローラーに掛かる力が
当然変わるので早期に摩耗します。
きちんと塗りたい方は用意した方がいいと思います。
こちらは調色作業をするときに
この透明なシートに色を塗り、合わせた箇所に重ねて
色の出来具合、雰囲気を見るときに使います。
打ち合わせの時などにも比較検討しやすくなるので
便利だと思っています。
塗料を入れる容器。
使い捨てのカートリッジです。
薄く刷毛を洗った色付きシンナーなどを
「洗えば使える」と考えて塗る刷毛で洗うと
薄い色を侵してしまい刷毛にゴミが沢山ついて
しまいますので洗い刷毛は別で用意する事を
お勧めいたします。
こちらは高いところ、天井とか塗るときに
ローラーハンドルにつけて塗れるようにする道具です。
「長柄」といいます。
先端部はたまに掃除をし556などを注油してあげないと
セットするとき時間が掛かってしまうようになります。
なるべく掃除をしてあげて軸を歪ませないように管理してあげたいですね。
塗装をするのに必要な道具、
簡単ですがこんな感じで終わりにいたします。
まだまだあるのですが一気にやると
大変なので…続きはまた今度やります。
それではまた!