電動工具、100V電源と充電式どちらが便利か?

おはようございます。KEN塗装の八木田謙二です。
今回のネタは電動工具、100V電源と充電式はどちらが便利なのか?という
ことについて私の経験からお話しいたします。

充電式の工具で有名なのはインパクトドライバーだと思うのですが
ネジを回す作業には確かに余計な電源ケーブルが無く便利です。
ネジを回す作業でしたら連続である程度の時間作業ができます。

電源を確保できない現場でしたら当然、充電式がいいのですが
充電器を充電するための電源は必要ですから発電機なりは必要になります。

色々な充電式工具が出ていますがグラインダーサンダーやブロワーは
充電式の場合15分ほどの連続作業で充電がなくなります。
スペアのバッテリーをもう2つ持っていて連続充電をしなければ
断続的な作業は出来ません。

3台を断続的に使うとしたらバッテリーを9個もって
充電器も6個必要ということになります。
充電するときはその電源まで歩いて行かなければいけません。
そう考えてみるとインパクトドライバー、レンチは
充電式の方が使用メリットがあるのですがサンダー、ブロワ、集塵機などは
100V電源での電力安定供給による連続作業の方に軍配が私の場合は上がります。

これらの充電式工具は
(ちょっとサンダー使いたい、ちょっとブロワ使いたい)と思ったときには
便利ですがどちらかと言うとDIYのような作業に向いている気がいたします。
それと充電式は100V電源のものと比べた場合、質量が重くなります。
バッテリーの重量が本体に加わりますのでその分が重くなってしまうのです。
ケーブルが無ければすっきりするが本体は重い、
ケーブルがあれば足下邪魔になるが本体は軽くなる、
メリットがあればデメリットも必ずつくということですね(笑)

最近は塗装機でも充電式のものがあるのですが同じ事がいえると思います。
説明をいたしますと「エアレス」という塗装機があるのですが重量が
35キロくらいで塗料缶に吸入ホースを入れると塗料が本体内で循環して
循環からスプレーに切り替えるとガンホースを通ってガン先から
塗料がスプレーできるというものなのです。
吸い上げ方式とホッパーを用意すればそのまま本体に塗料供給
できるシステムですが道具の搬入搬出とホース取り回し、洗うのが
ちょっと大変ということでそんなときには「充電式エアレス」が便利です!
ということでだいぶ注目されています。(手に入れた人も多いいかと思います。)

こちらの充電式は専用ライナーという容器に入れるの
ですが1キロくらい入り、仮に連続で塗料を20キロ吹き付ける場合は塗料を
20回入れ替える事になります。
なので石油缶くらい吹くのであれば
エアレスをセットした方が塗料を入れ替える手間を考えますと
無駄がないという事になります。
それから一回の充電で1ガロン(役4キロ)吹き付けれるので
20キロなら充電は最初満タン2つスタートで3回必要。
こちらは充電器が2個付いてますから問題はなしですね。
充電式のエアレスは本体のバッテリーからスプレー先端まで役30センチちょっと
高さが役20センチ、エアレスガンは先端まで10センチくらいで高さが13センチくらいで
あるからスプレーガン取り回しの優位性はエアレスガンの方が有利。
一番ネックに思うのはガン機に塗料1キロとバッテリーと吹き付ける
本体がセットなのでエアレスガンと比べてかさばる、重い、
連続作業をするとなると結構体が
強い人でないと参りそうではあります。
こちらもやはりちょっとエアレス使いたいといったときには
便利ですが断続連続作業には100V電源エアレスに私の場合は軍配が上がります。

金額面ではコードレスエアレスが大体9万円~11万円で
100V電源ダイヤフラムエアレス、ホース30メートル、エアレスガンセットは安く
一般のものより一回り小さいもので13万円~普通の一般用は16万5千円辺りで購入できます。
安いものではないのでどちらかを選択しなければならないのであれば100Vを私は選びます。

最近のエアレスで重さが12キロと小さいものもありますが
こちらはモーターが熱を持ち過ぎたときに勝手に止めてくれる過負荷保護装置が
ついていないので機械の特性を知り管理ができないと
コンデンサーがパンクしてしまうことがあります。
安心できるのは重くありますが一般的な35キロあるエアレスだと最近は思います。

コマーシャルを見ていると凄く便利そう!と思うのですが
実際現場で使用するとコマーシャルのようにできる場所は少ないことが
多いいので注意が必要ということが言えます。
私も沢山、影響を受けて買いましたがあれれ?と思う事がございましたので
最近は予測出来るようになりました。

エアレスも慣れればセット、洗い、片付けと全部入れても数十分で終わります。(ホースが絡まるとかホースがセットしづらい現場は除きます。)
結論はインパクトドライバー、レンチを使う、ちょっとサンダー作業するなら充電式で片付けも楽にできそう、サンダー、集塵機本格使用なら100V電源、無ければ発電機を段取ると言った感じになりました。それではまた!