塗装ローラーその種類

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
今回はローラーの種類解説をいたします。
塗装をする上で欠かせないローラーですが

塗る物や箇所により、使用する物の形が色々とあります。
まずは定番の「ミドル中毛7インチ」からいきます。

↑大塚刷毛さんのベストセラーローラーではないでしょうか?
塗装工事に関わる人は一度は使った事があると思います。

使用する下地は主にフラットな天井・壁や小玉のついた壁など。
色々なメーカーのローラーを使いますが

大塚さんのものは少々お高いけど他のメーカーの物を使った後に戻ると

やっぱり品物がいいと思わせてくれます。

続いて大塚さんの「ワカバ」というローラーです。

↑こちらは飛散防止型ローラーであり、塗ってみるとその実力は分かります。
毛の長さも20ミリ、13ミリ、8ミリとあり、塗るものにより替えられます。
 
パイプシャフトをペンキで塗るときに13ミリを使っている職人を見ます。
短毛より塗り肌が粗くなりますが

コスト削減と生産性を上げるバランスではOKと思います。

KEN塗装では、屋根・外壁を塗るときに使います。
高いけど今1番安定しているローラーだと思います。

続いて短毛シリーズいきます。

↑大塚さんの昔からある短毛とスーパー短毛ウレタンくん。
こちらは発売されたとき一気に人気になった覚えがあります。
スーパー短毛を使っているとワンランク上の職人になった気がしました。(笑)
ラベルパッケージも爽やかでカッコイイです。
主に扉、フラット面を平滑に塗らなければならないときに使います。

↑「ゴールドローラー」です。
短毛9インチ、これはもう20年前からKEN塗装にあります。
短毛9インチは使う場面がなく、
もはやアンティークコレクションになってます。(笑)
大きい面を平滑仕上げにするときに使用します。

続いて「無泡ローラー」、泡が立ちづらく
KEN塗装では瓦棒屋根や鉄骨塗装に使っています。
気泡がたちやすい塗料を使用する場合に使います。

こちらはメーカー変わって名古屋のはけ屋さんのローラーですが
こちらのはけ屋さんは通信販売で商いをされておりまして
"安いけど品物は良い"ということを常に目指して

営業をされているということです。
KEN塗装でも実際に道具を購入し使っておりますが

いいものがたくさんあります。
まずはローラーシロクマくんから

とにかく値段が安いんですよ。
大塚さんと比べると半額以上安いものが多くあります。
このシロクマくんで室内扉をニッペさんの「オーデノータック」で仕上げましたが
とても綺麗に仕上がりました。
「東京ローラー」というのも使ってみたいのですが
KEN塗装にはまだローラーの在庫がたくさんあるのでまだ購入できてないです。

続いて「家康」こちらは外装用
20ミリでしてたくさんネタ(塗料)を含みますが
その分塗料の飛散も多いため
KEN塗装の場合は使用場所が限定されてしまいます。
仕上がり自体は問題なかったです。
この他にも「信長」、「秀吉」、「謙信」、「信玄」と
はけ屋さんの戦国大名シリーズがあり、私の知り合いはネーミングに喜んでいました。(笑)
ちなみに、その方は「家康」で屋根の瓦棒を塗ってましたが「最高」と言っていました。
ローラーの大きさ的に瓦棒のダメ込みが減るんだそうです。

続いて、最近流行りの「ミニころローラー」です。
細身のローラーで4インチや2インチといった小さいサイズが流行りです。
樋、手摺りと細かい所を刷毛でなく、ミニころローラーで塗ってくるのが流行っています。
KEN塗装はなるべく刷毛で塗るようにしているのであまり出番がありませんが
小さな物を塗るときには便利です。

続いてはPIAさんの「ジョーカー」というローラーです。
ワカバに似ていて塗り心地はいいです。

最近、ジャンボローラーという物を発売したそうで

ハンドルが今までと違う形にしてローラーの抑える力が均等にかかるようになり
仕上げ性能、ローラーの消耗を抑えた作りを実現されたそうです。
実際使用している動画を見たのですが、よさそうで気になっています。

ハンドルは新しく購入しなくてはなりませんが

ローラーは24本単位で買うとかなり安くなるそうです。

続いて「マスチックローラー」普通と極細です。

こちらは外壁に塗料をたくさんつけるということとプラスして

模様・テクスチュアをつけることも同時にいたしましょうと

考えて造られたローラーです。
さらに細めと粗めなどございます。

 

作業をしているとたくさん塗料が跳ね返り、作業着が真っ白になります。
 
極細で柔らかめの材料をフラットな壁に丁寧に付けると
壁紙の凹凸テクスチュアにちょっと似て、スマートでソフトな仕上がりになります。
お風呂場、お台所、おトイレといった水回りにKEN塗装ではおすすめしています。
 

こちらは「瓦棒ローラー」というものです。
瓦棒の重なりの部分をこれで転がすと
刷毛で塗るところが少なくなるので能率アップが期待できる優れものです。
長柄に差し込んで塗れば腰痛からも多少解放されます。
専用ネットもありましてローラーはわかばを使っていてお値段は結講張ります。
でも便利なので元は取れると思いますよ。
(高いので200平米を超えた辺りのボリュームで使いたいです。
 そうでないとローラー代がもったいないかな?と感じます)

↑こちらは「シーチャンネルローラー」といいます。
鉄骨のシーチャンを刷毛ではなくローラーで塗るために作られたものです。
ローラーの付け根にはバネがあり伸び縮みするので

うまく使えばシーチャンの中を全部塗ってこれます。
せっかちな人が使うとダラダラと塗料を溢してしまうので
(シーチャンの中でローラーを圧着し過ぎれば
 含まれた塗料は当然その圧力により溢れ出してしまいます…)
そういう方には不向きであるかと思います。
 
…とまぁ簡単にですが、ローラーの紹介をいたしました。
「単に"ローラー"と言えど、色々あるのです」ということが
伝わってくれましたら幸いでございます。

今回もお付き合いいただきありがとうございます。
また次回のブログでお会いしましょう。