シーリング交換について

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
最近よく質問を受ける事で
『塗装工事、シーリングは撤去打ち替えする意味あるの?」と
いう事がございましたので一つKEN塗装の見解をここに綴ります。

まず、経年劣化したシーリングは撤去打ち替えをする意味はございます。
『シーリング』というものは建物を建てる際にどうしても
一枚もので造れない「継ぎ合わせ」部分に雨水、埃を侵入させないために
打ち込みます。

新しくシーリングを施したところも5~6年すれば痩せてきて
8~9年過ぎれば亀裂が目視で確認できるようになります。
シーリングの弾力性も経年で硬くなりますし
建物の微妙な揺れに付き添う故に役目を果たせなくなるのです。

役目を果たせなくなったシーリングは撤去して
新しくシーリングを打ち込んで仕上げれば又
10年くらいは働き続けてくれます。

シーリングに依存しなくてはならない建物の代表格は
「サイディング」と「ALC」と言えます。
張り合わせジョイント部とサッシの取り合いとシーリングが必要になります。

サイディングの場合はシーリングに亀裂が入ったとしても
その下には「透湿防水シート」というものが雨水を流してくれますので
亀裂した=即雨漏りと直結する訳ではありませんので今すぐ慌てる必要はありません。
但し透湿防水シートに不具合があった場合は即、雨漏りに繋がりますのでご注意を!

ALCの場合は亀裂を見つけたら内部に雨水が回り込んでいくので
即、対応をした方がいいです。

増しうちという方法もありますがシーリングは
「かぶり厚さ」が重要でして厚みを確保しないと
すぐ切れますしシーリングとしての機能を果たせませんので
撤去打ち替えという方法が当然の定石なのであります。

建物メンテナンスをする上でシーリングの撤去打ち替えは
絶対に必要で有りますので皆様もご留意いただけますと
幸いでございます。

シーリングの増しうち、塗装はいくら
いい塗料を塗ってもいけません。
(数年で建て替えるとかの条件がつかない限り)
シーリングは10年くらいで撤去打ち替えするのが長く確実に
建物を使用収益する上で必要なメンテナンスです。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回のブログでまたお会いしましょう。
それではさようなら👋