塗装が剥がれる?その訳は!

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
扉や枠を塗装して「ここ、剥がれるな?」と思われること
ございませんか?

理由がちゃんとあるのですが順序立てて解説いたします。
その1、旧塗膜の何層目かで剥がれはじめている
その2、ワックスやシリコン成分が付着している層がある
その3、下地処理が不足していながら塗装した層がある
この辺りが主だった理由になるかと思います。

その1は肉眼で見える範囲をケレンしても顕微鏡で見て
小さな剥がれを確認できるならいずれ剥がれます。
解決策は下地が見えるまで研磨をし
清掃、脱脂、素地にあった密着するプライマーを塗り
塗装をしなくてはなりません。

その2とその3はどこの層が悪さをしているのかを
確定させる事が出来なければいずれにせよ弾かれ密着いたしません。
その層が簡単にわかり都合良くその層だけ剥ければいいのですが
経験上そうはいきません。
上に書いた事と同じく素地が見えるまで研磨となります。

剥がれやすくなっている扉、壁で
割と危ないなと感じる場所は共用部の廊下、トイレなどの
扉、枠、壁です。
床にワックスをかける際
扉や壁にワックスを付着させてしまう場合があります。
それと手垢も油分を残しますので密着に影響を及ぼします。

もう一つは『シリコンシーリング』を施工されていますと
その周囲は弾き成分がシーリング周囲に広がるので
密着力に影響を及ぼしてしまいます。

重要なのは現在の下地状態とどこまでお求めになり
費用をいくらまで捻出できるか?仮に片面一枚ペーパーをあて
清掃をし2回塗りで6,000円とした場合

素地まで剥いてプライマー、下塗り、中塗り、上塗りとすると
40,000円ほどになります。
仕事内容がペンキ塗りから鈑金塗装みたいになってしまうので
全くやる事が違くなるのであります。
(鈑金塗装が高くなるのはこの辺りが理由です。
お家の鉄骨の手摺が錆びてもまたケレンして
タッチアップすればいい、錆びなければ良し!
お車の場合は錆、剥がれは極端にみっともなく感じるので
ちゃんと下地まで直そうというパターンになるようです。)

「剥がれる」のは困るという方は
この辺りを考慮してみるとよいかと思います。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回のブログでまたお会いしましょう。
それではさようなら👋