自動車塗装と住宅塗装の違いについて考える。

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
今回は鈑金塗装と住宅塗装の違いについて考えてみたことを綴ります。
皆様も宜しければご一緒に考えてみて頂ければと思います。
 
鈑金塗装、車の場合で考えてみると下地を造り色を塗り仕上げ
最後にクリヤー塗料(透明な保護膜をつける塗料)で仕上げます。

少々の細かい傷はコウパウンドというもので磨くと
クリヤー層があるところまでは目立たなくさせる事が出来るのです。
私の車は23年前の物ですが今でもそこそこ綺麗な表面状態では
あると自分では思っております。
ただ、紫外線を多く浴びてしまうボンネットやルーフ面は
傷みが出ていますが…

車を塗り替える場合理想は旧塗膜を全部剥がし
地金(素地のメタル、鉄という意味です)をだしてから塗装をした方がいいです。
旧塗膜のクリヤーの一定ではない様々な劣化具合により塗り重ねてしまうと
傷みが強く出ていた箇所は早々に不具合を起こしてしまいます。

クリヤーだけを調子良く剥がすという事は出来ないので
確実を期すなら全剥がしになってしまうのですね。
「パテで段差や傷んだところを直して塗ればいいのでは?」と
考えるのですがパテ、塗装を繰り返しますと
温度による影響を鉄、旧塗膜、補修パテ、新たな塗装面と伸び縮みによる
弊害(矛盾が多くなるのです)を受けてしまい
時間がすぎると層間剥離、ひび割れを起こしてしまいます。
(予算がそこまで取れずご本人様のご納得があればこのやり方でもいいのですが。)
そういう事も踏まえてみても鈑金塗装は手間暇がかかるもの
とご理解頂けるかと思います。

一方で住宅塗装は塗り替えということを前提とした場合ですが
洗浄をして下地を補修した後に下塗り、中、上塗り塗装をして仕上げます。
サイディングの場合にはクリヤーを2回塗り仕上げや
新たに模様を付けてクリヤーで仕上げるというパターンもありますが
車の塗装はクリヤーを当然にかけるのですが
モルタルやALCの場合はカラー仕上げの後に
クリヤーで仕上げるといった工程は普及されないのかな?と
いうことを私はこの前考えてみました。
(クリヤーを塗ることにより一部除外品はありますが
塗膜の劣化具合はかなり抑えれます。)
続きはまた次回にいたします。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回のブログでまたお会いしましょう。
それではさようなら👋