塗装はマジック!

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
 
塗装をする仕事を始めてから27年が過ぎ去りました。
仕事を続けていくという事は時代の流れに乗り切れないと
時に収益を上げることができなくなり仕事を失う場合があります。

今、流行りの仕事は曖昧な表現になってしまいますが
それなりの金額でそれに見合った仕事を提供するというのが
多く、どちらかと言いますとそれなりに適当に綺麗にするという
仕事の仕方になってきていまして、
私も生産性重視、こだわりは捨ててとにかく塗ろうという
仕事にシフトしていた時があります。
 
旧車を専門に直している会社があるのですが
そこの社長曰く「塗装はマジックや!」とおっしゃっていたのですが
その言葉を聞いた時、私は
(確かにそういう気持ちにさせることができる仕事だったよな)と感じました。

私が塗装の仕事で最初に行った現場は世田谷の方の都営団地でした。
見習いにはローラーを覚えさせるということで
その現場でローラーを転がしたのですが
この都営団地はリシン仕上げでたっぷり汚れていて
シーラーを塗り中塗りをした段階で内心ですが
(こんなに綺麗になるんかい!)と感動したことを思い出しました。

今では何にも感じない事かも知れませんが
塗装はマジックという言葉でその時の事を思い出した私ですが
例えば塀などを木で拵えたお家があるとします。
20年ほど業者を入れずそのままでカビ、苔、埃で汚れてしまっていたとして
メンテナンスで灰汁洗い、防腐剤を塗装しますと結構綺麗になります。

綺麗になったその様を見るとその塀が綺麗だった頃を
思い出して心が動き始める場合もあるようですが
これ、恐らくですがマジックの一つだと私は確信しています。

自分のやっている仕事はそういう事が出来る可能性のある
仕事だと信じてもう一度頑張ろうという気にさせてくれる言葉でした。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回のブログでまたお会いしましょう。
それではさようなら👋