ルールを守った施工をしないと逆効果になる!

どうも!KEN塗装の八木田謙二です。
だいぶ暖かくなり仕事がしやすい季節となりました。

 

今回は、ただ今行っている建物メンテナンスの話です。
こちらは雨漏りをしている物件でして
いざ屋上の防水を剥がしてみるともう大変でした。

厚さ1・5センチ位の防水層がついており
その下に水が溜まってしまっています。

当然ですが"防水施工"というのもルールがあり
「とにかく防水材の厚みをたくさんつければ良い」という

考えは間違いです。

 

まず、建物の防水を考える場合に

「水の性質をしっかり理解すること」が大切です。

水というのは液体ですが

温まると気体になり、冷やせば固体になります。

たくさん防水材で厚みをつければ

上から落ちてきた水の侵入を抑えることができますが
気体になった水分は中から外に出ることができず
防水層の中で温度の影響を受けて溜まっていきます。

 

防水工事をする場合、

水の侵入を防ぎつつ、気体になった水分は

外と行き来できる状態を作ってあげなければなりません。
場合によっては下地から作り直して上げなければならない場合も
ございますので、安易な施工はご注意下さい。
適当に行ってしまうと、もちろん解決もしませんし

材料費や工事代金も無駄になり
次回の工事では撤去費用、産廃費用が膨らみます。
 


 

こちらが撤去した浮き防水層です。
モルタルのところまで取れました。
厚さはおよそ15ミリでしたが
厚いところは30ミリはありました。
3cmですよ!?
一部、硬化不良も起こしてました😂

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回のブログでまたお会いしましょう。
それではさようなら👋