建築塗装を考える!

ども!KEN塗装の八木田謙二です。
今回は少し堅めのタイトルですが余り沢山のことに広げず
的を絞ってお話ししたいと思います。
塗装をする意味は
1、仕上げ材を保護するため
2、見た目を綺麗に見せるための美装
3、特殊機能を付加させる(解りやすいのは遮熱とかです。)
こちらの3点が原理原則です。
塗装をしただけでは不十分でして
建物を守るためには外装で考えるとまず
1、雨水を仕上げ材内部に侵入させない
2、入ったとしても速やかに排出させるようにする
3、湿気は行ききできる状態を確保する。
これが遵守できてから塗装をする効果が発揮できます。
ただ塗装をしても建物を守るという意味にはならないのですね。
それから最近は軒のでがほぼほぼない建物もあります。
軒のでがないと雨による酸性雨や紫外線が当たる部分と時間が長くなり
10年もすると軒のでがある建物と比べますと
劣化の具合がだいぶ変わるので
そういう部分は手厚くメンテナンス費用を掛けた方が後々良いかと思います。
例えば塗装代が高くなりますがフッ素や無機塗料を使ったり
温度の影響を緩和させてくれる塗料を選んだりとですね。
建物は新築時にどんな建て方、仕事を職人がしたかがわからないので
メンテナンスをするとき不具合を見つける事はよくあるのですが
隠れた不具合というのもあるのです。
例えば外壁の仕上がった部分にシリコンコーキングのプライマーを
こぼしたりしてますと次回の塗り替えの時その部分が弾いて
塗料がのらないとかですが
こういうのもあるので塗り替え、建物メンテナンスは時に
難しい仕事になる場合もあるのです。
私も29年ほどこの仕事をしてますが
分からないことばかりです。
間違いなく言えることは経年劣化を放置すれば
朽ちてくということです。
それが困るならメンテナンスをしてく他ないのです。
高いか安いかは人それぞれです。
できるからとご自分でやられる方もいますし
自分は他の仕事でもっと稼げるから業者に頼む人もいます。
出来ないから業者に頼む人も当然います。
今回はこの辺りで一度終わりにいたします。
それではまた。