塗料粘度は重要です。

ども!KEN塗装の八木田謙二です。
安く仕事を請け負うと削らなくてはならない工程が出てきます。
例えば上塗りを一回で仕上げるであったり
下地調整を少なくしたりですが
塗り回数を削ると一回で仕上がった風に見せるために
塗料の粘度を固くせざるを得なくなります。
これによる弊害はまず肌触りが一つ。
ザラザラっとした感じになります。
それから気温、湿度が高ければ
気泡の発生。
泡が残った状態で仕上がるのですね。
膜圧不足、塗膜強度は当然下がるので省きますが
私が1番気になるのは
作業している時の刷毛の毛先です。
固いので無理くり引っ張ってくるので
毛先が完全に負けてしまうのです。
(例は扉、PSとかのペンキ塗り仕上げ)
それはもう刷毛が
「僕こういうことする刷毛じゃないんだよ!」と
言ってる声が聞こえるくらい
ひん曲がってしまうのです。
髪の毛掴まれてグッと曲げられてる感じに見えました。
当然綺麗な仕上がりにはなりません。
自分の現場のときは
刷毛が働きやすい粘度調整をして
もし2回塗って隠蔽不足となるのなら
もう一度塗ってあげようと思って私はここのところ仕事してます。
(実際はちゃんと仕上がってます😁)
改めて道具の正しい使い方を気にしていきたいなと思いました。
あんなひん曲がってしまってるなら
豚毛とか硬い毛で塗ってあげた方がいいのでは?という気さえします。
隠蔽力不足を補うために固い塗料を塗る事を覚えてしまうと
どんどん通常の仕事が分からなくなってしまいそうです。
粘度調節、大切ですというお話でした。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
次回のブログでまたお会いしましょう。
それではさようなら👋