姿勢を正す

おはようございます。

KEN塗装の八木田謙二です。
今日は「安定した地面と姿勢の重要性」について書きます。
 
人が体を正しく有効に使うためには
腰を落として、肩・腕・手首・手を
しっかりと体につなげてあげなくてはいけません。
腰を落とすには、しっかりと足の裏全体で地面を踏むことが
必要です。
体がつながっていれば手で触った感覚が腰まで伝わります。
こうなることで、手先・腕先だけの力ではなく
しっかりと対象物(例えば壁など)に圧力を伝えることが
できるのです。
逆に、遠くから体を伸ばしたような手先・腕先だけといった
不安定な体の使い方をしていますと
よっぽど腕力が強くない限り、充分な圧力は伝えられませんし、
その不安定な状態をずっと続けていれば
加齢とともに腰痛になってしまったり
肩こりが酷くなる場合もあります。
 
また、対象物にしっかり力を伝えるためには
できるだけ距離も近付かなければいけません。
こちらのおへそが常に対象物に向いている状態で
両手を肩にかけて前にちょっと出してやらなければいけません。
そういった安定した姿勢を続けるためにも
磐石な地べたであることが重要になります。
こういったことは、私たち職人ができるだけ長く
働いていくためにはとても必要なことと感じております。
 
昨今の生産性至上主義の世の中では
こういった基本的なことというのも
実行していくこと自体なかなか難しいですが、
結局、自分の体は自分で守ってあげなくてはいけないと
最近特に痛烈に身にしみて感じております。
 
不安全な行動は全くもって良くない事づくしです。
皆様もお怪我などなさらないようお気をつけ下さい。